料理なんて愛なんて (文春文庫 さ 76-2)
料理なんて愛なんて (文春文庫 さ 76-2) / 感想・レビュー
よっち
ずっと好きだった真島に高級バレンタインチョコを渡すも、料理が下手でフラれた優花。彼が憧れていた相手は料理教室の先生だったことから、料理を好きになろうと奮闘する物語。一念発起自炊に挑戦して、料理男子と合コンしたりする一方、自炊しなくてもいい充実した街に引っ越したり、自炊をしない後輩に共感し、料理を作ってくれる男にアプローチされたりで、どうあるべきかで心揺れる彼女の葛藤は切実でしたけど、そんな「料理は愛情」という呪いに囚われながら、上手く行かない自分にしっかり向き合った彼女のありようがとても愛しくなりました。
2023/05/09
陽ちゃん
初っ端の描写でドキッとしましたが、読み進めてそういうことかと納得。料理が嫌いな優花が好きになったのは、「料理は愛情」と言う料理教室講師の沙代里さんが好きな真島さん。何とか料理を好きになろうと奮闘しますが…。かなり面倒くさい思考回路の優花ですが、百合子や東当さんといったむちゃくちゃいい人達が周りにいるってことは、人としては付き合いやすいのかな。好きだと言ってくれる人を好きになれるのが理想的なんでしょうが、こればかりは、ネ。
2023/12/27
まる
好きな人である真島の好きなタイプは「料理が好きな人」。でも優花は料理が嫌い。バレンタインに溶かして固める"手作り"チョコを作らず高級チョコを渡すもフラれる優花。真島はずっと片思いしていた料理教室の先生と付き合うという。嫌いな料理を好きになろうと優花は一念発起するがー。料理はどうしても好きになれないのに(どう見てもダサいダメ男っぽい)真島はどうしても嫌いになれない優花の思考に共感したり笑ったり。ぐるぐると迷走しまくる優花を追いかけるうちに自分はどうなんだと考えたり…。このぐるぐるさが楽しい1冊でした。
2023/07/10
チェス
うーん、なんとも
2023/06/13
Shoko
どうしよう、すごく共感。とりあえず気持ちが通じ合わなくてもちゃんと向き合ってくれた真島さんが嫌いになれない。ダメ野郎だけど。脳内イメージは中島歩さんで。
2023/08/13
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