シネマ・コミック18 風立ちぬ (文春ジブリ文庫 2-18 シネマ・コミック 18)
シネマ・コミック18 風立ちぬ (文春ジブリ文庫 2-18 シネマ・コミック 18) / 感想・レビュー
貧家ピー
零戦の開発者である堀越二郎をモデルに、戦闘機開発と結核の婚約者との生活を通じて戦争を描いているファンタジーになっている。
2021/06/06
参謀
宮崎駿監督の現時点の引退作品。実在の飛行機の設計者・堀越二郎をモデルにしたアニメーション映画。「紅の豚」を制作した時に自身のやりたい作品を前面に出したと言われたことがあったが、あれはむしろエンターテイメント作品になっていたのに対し、本作こそ、自身の語りたいことを映像化した作品であると自分は思う。関東大震災、戦争、結核など実際にあった出来事を忘れえぬように作り上げた作品だった。だから全体を通して面白い作品ではないし、若者向けでもない。しかし二郎の家族や菜穂子との関係に涙ぐんでしまうのはさすがの演出である。
2019/08/25
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