昭和史と私 (文春学藝ライブラリー 歴史 30)
昭和史と私 (文春学藝ライブラリー 歴史 30) / 感想・レビュー
さきん
講座派と労農派、レーニン派とスターリン派、ソ連派と中国派と限りなく抗争を続ける様子、または戦後のドイツ留学で知るソ連の蛮行を耳にして転向していく著者の思想変遷を語る。ここまで自分を客観視できないと、拉致事件時の尋問を超えるのも難しかったと思った。それにしても40過ぎまでイデオロギーに囚われていて、そこから抜け出すのは大変な努力を要すると感じた。
2021/06/27
新 フミト
昭和という時代と共に生きた知識人であるから、分かりやすく昭和に起きた事件の数々を説明できるのだと思いました。特に戦後の共産主義運動や東大紛争の記載が知らないことが多くて興味深く読めました。
2019/07/25
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