ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件
ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件 / 感想・レビュー
maimai
懐かしい本。昨年復刊されていたのを最近になって知り、懐かしくて本棚から埃をかぶった古い本を引っ張り出してきた。橋本治を最も熱心に読んでいたころの発刊だから、出てすぐに買ったに違いなく、とすると実に40年ぶりの再読ということになる。で、改めて思ったが、橋本治はやはり小説の人ではなく、批評・分析・評論が本分の人。小説も書くがそれは人間を描くというよりは、世代を描き社会を描くものになりがちだ。とても面白く読んだが、その面白さはむしろ同じ著者で言えば非小説の『二十世紀』に近い。あるいは小説なら『草薙の剣』。
2023/07/07
sakauenakano
変なタイトルだなと思って読んだら、タイトル通りの小説でした。
2013/08/02
石光 真
1980年代に読んだ。私は「ふな殺」と略称していた。80年代後半にSAPIOを毎回買っていたのは、北朝鮮情報が詳しいのと、上野千鶴子とw橋本治のコラムがあるからだった。
二分五厘
1986.1.15
笠井康平
「あなたって不思議な人ね、人のドラマチックな思いこみっていうの、全部片ッ端から台無しにしてっちゃうのね。ううん、別に、悪い意味で言ってんじゃないの。初めの内は混乱したけど、でも、あなたと話してると落ち着くの」(本文より)
2012/11/30
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