びいどろの筆
びいどろの筆 / 感想・レビュー
朱音
同心である主人公が、若いころ小説を書きその筆名が「空中楼夢裡庵」、ということでこの題名がついているわけだけど、短編の探偵役が彼に限らないところがおもしろい。連作短編って、それぞれの話が続いてゆくのがいいよね。この本の場合は一話ごとに出てきた登場人物が、次の話でキーマンになっていく形になっているのだが、さすがにうまい、と言う感じだ。
2003/11/29
kanamori
☆☆☆
2010/09/24
感想・レビューをもっと見る