黄昏の館
黄昏の館 / 感想・レビュー
ナンナル
地味で単調な話。自分自身のルーツ、自己のあり方を探す話といえばいいのだろうか。黄金の時を追い求める気持ちは私にもあるから、その気持ちはよくわかる。それを探り当てることができた主人公に羨望すら覚える。が、出会ってしまった不幸を思わずに入られない。人は黄金の時などにとらわれないほうが、いい人生を送れるだろう。しかし、とらわれた人の人生はろくなものにならないだろう。別の可能性の物語を見てみたかったかもしれない。
2011/10/10
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