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冬の電車

冬の電車

冬の電車

作家
安西水丸
出版社
徳間書店
発売日
1990-10-01
ISBN
9784191243767
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冬の電車 / 感想・レビュー

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アツリン

淡い恋心、短い恋愛を描いた短編集です。こういう体験をしてみたい。

2017/09/17

ぼの

あとがきより「もうすぐ九月も終わる。今日は朝から雨だった。明日も雨だという。この雨がやんだら、きっと秋の青空が広がるだろう。一九九0年九月二十六日」十年前も天気の具合は同じ様だったのだと思った。文章書くのお上手ですね。でも、優柔不断な”僕”と何かに縛られている彼女という構図は、とても春樹さんに似ている。なんで僕はこんなにも定まらない設定なんだろ…。「ぼくは長明からただよう、人生への消極的な態度に魅せられていた。」雨の音に書かれているこの一文がとても好きになった。

2010/09/29

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