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くじらの降る森

くじらの降る森

くじらの降る森

作家
薄井ゆうじ
出版社
徳間書店
発売日
1991-12-01
ISBN
9784191247321
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くじらの降る森 / 感想・レビュー

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スノーシェルター

読むときの自分の気持ちで、いろんな捉え方が出来る話だと思った。マサルの様な人は実際に居るのだろうか。女は強く、男は弱い…という印象が残る。最後の景色を想像すると切なくなった。元気な時にもう一度読んでみようと思う。

2010/06/15

里希

ブックオフの105円コーナーで何の気なしに買ったけど予想外に面白かった。最後の家族である父親を亡くして、その別荘へと帰ってきた主人公は、そこで若い頃の父親にうり二つの青年と出会う。そこから始まる彼の出生をめぐる秘密。それだけで終わらない物語性が素敵でした。決して楽しいお話じゃないけれど、不思議に爽快な読後感がありました。

2009/09/27

まい

美しい不思議な少年とおじさんの話

ルナ

相当な熱量のある作品。もっと女たちはマサルに対してしてあげることがあったのでは?と思ったが、マサルはそうされればそうされるほど逃げていくだろう。恵子はゴミの中から命を作り、マサルはゴミの中へ(東京)行き失望し、きれいな世界へ(森の中)消えていく。その間でどっちつかずとして揺れるシンタロウ。イニシャルだけのMM。薄井ゆうじの小説世界は全てが計算し尽くされていて、それを暑苦しく感じさせない透明な文章で書ききられている。

2018/12/03

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