海がきこえる
海がきこえる / 感想・レビュー
p.ntsk
久しぶりに読み返してみました。高知を舞台にした青春小説。等身大のお話でした。そのせいか同じ経験をした訳ではないのに、なぜか似た経験をした気がする不思議な作品です。クラス会のシーンなどは日本全国普遍的にみられる光景ではないでしょうか。ツンデレの元祖のようなヒロイン武藤里伽子。女性からの評判は必ずしも芳しいとは言えないかもしれませんが男性にとっては魅力的にうつるんでしょうね。[共読反映の為登録 2012/10/28読了]
2018/08/11
たかなし
THE青春小説。な感じ。夏中に読みたかったんですよこれ…間に合って良かった。いいですねえツンデレ。可愛い。あーーーこんな青春送りたいなあぁぁ…飛行機に突然乗るとことか本当好き。イラストも多くて満足です。ジブリでアニメやってるってマジ?みるわ。★★★◐☆
2018/08/28
GIN@本棚大洪水中
再読(前読-03/18)少年よ、君はありふれた世界に何を見るだろうか。世界にはどうだって良い関係や、自分には関係のないことが沢山転がっている。君はそれをどのように捕らえるのか。そう問いかけてくる。正解?不正解?それは誰が決めるの?正解なんて自分で作れば良い。誰かがえらんだことに対して、他力本願になるように頼って、流されてしまう。そんな自分がいないだろうか。周りとの強調も大事だろう、しかし流されてしまってばかりでは画一的な社会では通じてもいざというときに働きかけることができない。自己を問う、自己とは何ぞや?
2013/02/07
hisato
アニメの方を先に見ていて、そもそも原作があるのを知らなかったり、アニメを見ていながら、ジブリっぽくなかったので、しばらくの間ジブリだと気付かなかったりした思い出ばかりの作品でした。 特別印象に残るような内容でもなく、目を引くような表現があるわけでもない(と言ったら失礼ですね、すみません)話なのですが、読んでいてなぜかほっとします。 基本的に平坦な話が好きなのかもしれません。 続編があることを知らなかったので、読むのが楽しみです。
2016/08/25
you
《図書館本》先日氷室冴子さんのエッセイを読み、読んでみたくなった本。アニメしか見たことがなかったけれど、原作も本当に素敵。高知の進学校に通う杜崎拓、東京から編入してきた武藤里伽子、拓の親友で里伽子が気になる松野豊。とにかく拓の面倒見の良さというか、人の良さみたいなものに惹かれる。良い子だなぁ。勝ち気で意固地な里伽子が、弱気になるとつい漏らす本音もかわいい。拓と松野の友情もあっさりしているようで繋がりを強く感じられて良い。自宅の電話や公衆電話が沢山登場していて、平成初期の雰囲気もとても心地良かった。
2023/02/19
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