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銀河英雄伝説 長篇スペース・オペラ (3) 雌伏篇 (トクマノベルズ)

銀河英雄伝説 長篇スペース・オペラ (3) 雌伏篇 (トクマノベルズ)

銀河英雄伝説 長篇スペース・オペラ (3) 雌伏篇 (トクマノベルズ)

作家
田中芳樹
出版社
徳間書店
発売日
1984-04-01
ISBN
9784191528949
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銀河英雄伝説 長篇スペース・オペラ (3) 雌伏篇 (トクマノベルズ) / 感想・レビュー

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えみ

ラインハルトにとって腹心であり、友でもあるキルヒアイスと姉のアンネローゼがどれほど大切か…哀しいくらい思い知らされる銀河英雄伝説第3巻。その蒼氷色の瞳が伏せられ、整った顔に暗い影を落とす度に、ラインハルトという人物が崩壊してしまうのではないかと危惧して止まない。一方で少しも自由にならない自由惑星同盟の姿を見て、政治の難しさを改めて認識することになった。正しい事が正解とはならない世界。その不可解なものに抗うのか、将又利用するのか…優れた者は自らの感情に嘘をつき、心を騙して、言葉を放つ矛盾に耐えるしかない。

2022/06/11

geshi

前半は今後の布石+ヤン提督に対する審問会、後半は要塞VS要塞の激戦。政治の場で腐った権力者達がネチネチと嫌味な事を言ってくるのに対して、ヤンは足元をすくわれないようにしつつ自分の信念は曲げないから恰好いい。いざ危機が訪れたらヤンに縋るしかない醜さも含めて救いようがないわ。要塞戦の超火力対決の実際はヤンが間に合うかどうかのタイムリミットサスペンスとして捻りを加えた見せ方。脇役たちもキャラクターが過去や因縁を持たせて立ってきて、フェザーンの陰謀も絡めて、戦争の表面と裏面を描く意欲が満々。

2018/03/15

ざるめ

今回はなんといっても、要塞対要塞!(゜゜;)それにユリアンの初陣!(^o^)だとは思うけれど、私の一番はミッターマイヤーがエヴァンゼリンに求愛する場面(゜▽゜*)

2018/05/24

Mitsuru Umeda

学生時代に読んだものの再読。 なんといってもデススター対決(笑)が白眉。 よくもまぁこういう戦闘を思いつくもの。 作者、天才。 政治はドロドロ腐敗してて気持ち悪いけど、グインサーガの宮廷陰険小説に比べればまだマシかもw

2018/12/29

しきぶ

要塞vs要塞のスケールが大きすぎて想像力がついていかない…。自由惑星同盟では腐敗した政治と政治家の無能ぶりが浮き彫りになり、生活や軍人の供給もままならない。どこかで聞いたことのあるような状況。こういうヤツいるわぁ、とムカつきながらの査問会の場面。ヤンが軽々と論破するのが痛快で、内容は全うすぎるのにそれが通用しない腐ったヤツら。その構造を見ていると民主主義ってどうなん?と考えさせられる。アニメのキャラで脳内再生されているけど、ところどころに出てくる挿絵がかけ離れすぎててちょっとコワい。アニメ見ててよかった。

2020/02/08

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