銀河英雄伝説 8 乱離篇 (TOKUMA NOVELS)
銀河英雄伝説 8 乱離篇 (TOKUMA NOVELS) / 感想・レビュー
えみ
戦争だから覚悟して、予想も想定もしていた。だからある程度の悲劇も驚きも取り乱すほどの衝撃は有り得ないと思っていた。思っていたのに…えっ?嘘でしょ??と絶句…放心…。正直何秒か心臓止まったと思う。今年一番の驚愕と言っても大袈裟じゃない。シリーズ半ばの8巻、わたし史上最も動揺した8巻だった。これ、そういうことじゃなかったの?と読んだことない方には意味不明な言葉を発してしまうけれど、敢えて繰り返す。そういうことじゃなかったの?…この後の話を読むことに恐怖を覚えさせるほど狂乱の一冊。どう転んでも悲劇しか見えない。
2022/06/27
MAEDA Toshiyuki まちかど読書会
8巻再読終わりました。イゼルローンを去るムライ参謀長と残るメルカッツ提督が良い。二人とも言葉少ないけどビシビシ伝わるものがあります。最終章の八月政府の樹立を宣言するフレデリカ・G・ヤンが健気すぎる^_^
2019/06/16
MAEDA Toshiyuki まちかど読書会
「タイミングといい、柔軟性といい、完璧なまでの艦隊運動は、フィッシャー中将の苦心の結果であった」名人芸とか職人技という言葉が好きな私はヤン艦隊ではフィッシャー中将が一番好きです。
2019/06/15
Mitsuru Umeda
学生時代に読んだものの再読。ヤンの理不尽な最期があまりにもあっけなさすぎて・・・そして・・・自分の想っていた(というか確信していた)ヤンの穏やかな最期を語るフレデリカがあまりにも悲しすぎて。 このシーンがあまりにも強烈すぎるので「戦いに至るまでの戦略戦術の駆け引き」であるとか「イゼルローン攻防戦の艦隊運用の妙」であるとか、実は作者の真骨頂である描写の印象が消し飛んでしまう。悲しみの第8巻。
2019/01/17
さとまる
再読。いよいよその時が来てしまった。初読の時はヤンの運命に衝撃を受けて読みこぼしてしまっていたようだが、そのあとに書かれている後の歴史家たちによるヤン評価の記述が、現在の自分がヤンに対して感じていたモヤモヤをずばり指摘していてなるほどと思ってしまった。さて、このあとはどうなるのか。実を言うと良く覚えてない。それだけヤンの印象が強い巻だった。
2024/11/07
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