ハイスクール八犬伝 1 (トクマ・ノベルズ・ミオ)
ハイスクール八犬伝 1 (トクマ・ノベルズ・ミオ) / 感想・レビュー
二分五厘
1988.12.16
1977年から
1989年
遊真
八犬伝をモチーフにした青春伝奇小説。1巻は今後の展開への前振りのような感じ。
ワタナベ読書愛
1987年刊行。作者、逝去のため未完のままとなってしまった物語。203ページもあるのに、物語がなかなか始まらず、登場人物の断片的な動きと、80年代的な描写に始終。突然場面が切り替わったり、「語り」(筆者)が幕間から登場してどうでもいい事を述べたり、かなり支離滅裂。慣れるまで時間がかかったが(ほっぽりだそうかと思ったが)、慣れると中毒性が出てくる。質の悪いライトノベル。肝心の八犬伝的要素は、最後にすこ~しだけ出てくる。極端な性格の女性たちが悪ノリしていて、全体的に気味が悪い。妖怪&80年代の取り合わせの妙。
2022/07/16
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