ハイスクール八犬伝 2 (トクマ・ノベルズ・ミオ)
ハイスクール八犬伝 2 (トクマ・ノベルズ・ミオ) / 感想・レビュー
遊真
八犬伝のヒロイックファンタジー的な側面が強調された"新・里見八犬伝"とは違い、グロや異種姦といったダークな部分が強調されているのがおもしろいと同時に気色悪い。
ワタナベ読書愛
1988年刊行。高校生の男女とその周辺の大人たちが、魔物に魅入られ、邪悪な存在になった側とならなかった側で戦う話。80年代のラノベ。当時の世相が色濃く反映されており、言葉遣いや若者の特徴がイヤったらしく生々しく描写されている。話が前後したり、くどい言い回しで物語がなかなか先に進まないのがこの著者の特徴なのだろうか。高層ビルの中で怪奇現象、お寺の近くで怪奇現象、学校でももちろん。親や教師が知らない間に魔物に乗っ取られているなどなど、盛りだくさんの内容で、話がどこに行くのかわからないスリルがある。
2022/08/09
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