風の谷のナウシカ 全7巻箱入りセット「トルメキア戦役バージョン」
風の谷のナウシカ 全7巻箱入りセット「トルメキア戦役バージョン」 / 感想・レビュー
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
基本的にコミックはカウントしないと思っているのですが、これは別格。高校生の時、アニメージュの連載が待ち遠しかったです。環境破壊、地球との共生、30年たった今でもメッセージは古くなっていません。映画も好きなのですけど、これを読むと何と中途半端なところで終わってしまったのだろうと思い残念です。是非とも完全アニメ化して欲しいのですが…。宮崎さん、お願いします。 ★★★★★【追記:その夢ももう難しいようです。宮崎さん新作を作るようですが……。】
MAKIO@退職→こどおじニートへ
ジブリの映画でしか見たことなかったので、幼少の頃から結局何の話なのかよく分かってないままでした。 今回読み終えて、あぁこんなに壮大で深い内容だったんだなと思わされました。 精神的な所はなかなか難解な箇所が多いので、原作は大人向けな内容ですね☆ 映画は2巻くらいまでの内容ですが、子供も観る作品としてはあれで正解だと思います。 近年は宮崎作品が分かりづらい表現が増えたと思ってましたが、元々こういうのが好きなんですね〜。自分は、小さい頃から好きなラピュタがやはり好きですね☆シンプルでわかり易い王道が好きなのかも
2014/06/23
けいご
大気・海洋汚染、食糧不足解消の為の遺伝子操作、核エネルギーメルトダウン、二酸化炭素濃度増加による温暖化などなど、自然現象をねじ曲げてしまうほどの化学力を無自覚に振りかざしている人類はこのままナウシカの世界のように自らの住む場所を壊しながら自ら生きにくい世界を作り上げつつも自己の過ちに気づき力強く生きていく事は出来るのであろうか...。この話今から38年前に描かれたとは思えないよね。シンギュラリティ後がナウシカの様な世界になっていなければいいけど...。
2020/09/13
tsu55
思っていたより壮大な話で、なかなか全体像をとらえるのが難しく、時々迷子になりそうになった。ざっくり言って未来版ノアの方舟みたいな話なんだと思うのだけれど、だとしたら、ナウシカの最後の判断は、はたして正しかったのかどうか、悩ましいところ。
2021/10/24
井月 奎(いづき けい)
大くくりには読みました。とても魅力的かつ刺激的な内容は一読ではつかみきれません。ほんとうに大くくりにしか読めなかったと実感します。それでもナウシカの矛盾を飲み込む覚悟と意識的か無意識的か判断に迷うのですが、残酷さ、自省を切り捨てる様子は為政者や神がかり(時と場合によってはこの存在もまた為政者でしょう)の者にほかなりません。愚かな行為とはなにか?それは歴史と時間によって変化もします。そのなかで人はどう生きればいいのでしょう?この物語のなかに愚者は存在せず、(言葉遊びのようですが)すべてが愚者なのです。
2022/10/18
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