史記 7
史記 7 / 感想・レビュー
のら
最終巻。孔子を中心に、老子ら諸子百家の人物と司馬遷自身にまつわる記述。孔子が諸国で用いられず遍歴したとは知っていたが、生命の危機に瀕することになっていたとは! ともあれ、孔子や屈原、呂不韋、韓非子らが不遇の中で未来に託す名著を残したことが、恥辱の人生を送る司馬遷に「生きて史記を書き残す使命」を果たすのに影響を与えたようで、私は不覚にも泣いてしまった。宮刑を処せられたことは知っていたんだけれどもね。司馬遷に比べたら私なぞプチ不遇(病気、退職)なんだが、使命は分からないがとりあえず生き抜こうと思ったぞ。感動
2014/07/31
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