映画を作りながら考えたこと
映画を作りながら考えたこと / 感想・レビュー
モリータ
◆1991年徳間書店刊。各媒体掲載の高畑勲による映画・アニメーション論や、各作品に関するメモ、インタビューなどを作品発表順に並べる。作品名が章題になっているが、必ずしも当該作品に関する文章に留まらない。◆章立て(★は未読):★1955 影繪/1968 太陽の王子ホルスの大冒険/★1971 長くつ下のピッピ/1973 アルプスの少女ハイジ/★1976 母を訪ねて三千里/1979 赤毛のアン/1981 じゃりン子チエ/★1982 セロ弾きのゴーシュ/1984 風の谷のナウシカ/1986 天空の城ラピュタ(続
2023/11/22
富士さん
高畑監督の文章を通時的に並べたもの。こだわった挙句勝手にスケジュールを遅らせて他人の金を余計に使わせるくせに、意義ある労働とか泥棒は嫌いだとか言ってる高畑さんは苦手でした。でも、本書を読んで思想家高畑勲のおもしろさに触れられた気がします。特に、『チェロ弾きのゴーシュ』から『火垂るの墓』に至る部分の、公共性についての問題意識が一貫して展開していく過程は、個人的な関心もあってとても興味深く読みました。バラバラに見たら関係がないように見える高畑作品に一本の筋が通っていることが本書を読んで初めてわかります。
2020/05/11
tkm66
<宮さんは一緒になって最前線に立つ将軍。パクさんは遅くに起きて来て「今日の朝飯は何かなあ」と従卒に聞く将軍>と別著で読んだ覚えが。
2008/12/12
ULTRA LUCKY SEVEN
何かを創る人は必読。
2014/10/10
numainu
評価B
2013/08/27
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