沖縄海賊 (徳間文庫 101-10)
沖縄海賊 (徳間文庫 101-10) / 感想・レビュー
保山ひャン
沖縄南方の海上で貨物船が沈没、生存者なし。この事故の真相はいかに。沖縄復帰前の物語で、これは胸熱くなる冒険小説だった。「われわれがいくら絶叫しても、内地の人たちは沖縄の祖国復帰には冷淡です。関心を持っているのはごく一部の人たちで、内地の一般人は沖縄を観光地としてしか見ていない。われわれはもう、我慢しきれなくなったんです」この血を吐くような言葉は、本書刊行後50年以上たった今も響くのではないか。
2017/09/17
kanamori
☆☆★
2011/10/14
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