見習い天使 (徳間文庫 111-7)
見習い天使 (徳間文庫 111-7) / 感想・レビュー
ヨーコ・オクダ
神の使いとして、地上の人々の心に適切な助言をするのが任務だという天使。その天使になりたての新米天使が披露する、人間たちの様々な欲求に基づく行動の果て…のエピソード17本。天使自体が登場することはなく、エピソード(結構、皮肉っぽい結末のモノが多い)を紹介した後に、ボソッと短いコメントを残してくれるんやけど、コレまた洒落ていて。ラストには、見習い天使が卒業して正式な天使になるということで、高校教師の夫が卒業生にお礼参りとして殺される事件を紹介。妻の愚かさが際立つどんでん返しに苦笑。作品の締め方がエエよねぇ。
2024/03/14
kanamori
☆☆★
2010/10/09
コマンドー者
佐野氏のショートショート集。最後の皮肉などんでん返しがよく決まっている。
2023/12/09
Yutaka.H
構造を逆手にとった作品もあるので一概には言えないかもしれないが、読後の第一印象は「ラジオドラマ」だった。
2020/07/09
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