密会の宿 (徳間文庫 111-8)
密会の宿 (徳間文庫 111-8) / 感想・レビュー
ヨーコ・オクダ
亡き夫の遺産を元手に、連れ込み旅館を経営することになった厚子。ステディな同居人・久保のアシストを受けながら、連れ込み旅館ならではの事件を解決していくシリーズ。7つのエピソードを収録。元々、訳アリ、お忍びカップルが集う場所なので、事件の火種がいっぱい!さらに、悪事を計画した人間が、その舞台、パーツとして連れ込み旅館や女将を利用したり。健全な経営、人柄である厚子としては、トラブルをさっさと警察にパスしても問題ないんやけど、お客さんの立場や世間からのイメージを考慮すると、なかなか難しく…いろいろと興味深い。
2024/04/30
yoko**
『密会の宿』秘密だからこそ暴かれる。
2008/02/14
よっち
連れ込み旅館の女主人とその愛人が、旅館を舞台に起こる事件の謎を解く、今から30年以上も前に発行されたのに新鮮で面白い設定でした。たびたびでてくる、よろめき。結婚しているのに他の人によろめいちゃうわけで、うまい表現だなぁ。
2015/05/16
コマンドー者
佐野氏の1960年代前半発表の初期の連作短編推理集。連れ込み旅館で起こる事件を宿の女主人とその夫が解決していく軽いタッチの推理短編で安定の面白さである。
2024/03/12
kanamori
☆☆☆
2010/10/09
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