ローカル線に紅い血が散る (徳間文庫 129-4)
ローカル線に紅い血が散る (徳間文庫 129-4) / 感想・レビュー
kanamori
☆☆☆
2011/10/17
siomin
家の書棚にずっと保管されていて,実に30年ぐらいぶりに再読。廃止された国鉄ローカル線沿線に住む廃止賛成派の人が,トンネルのなかで死体となって発見された謎を解くわけですが,救いのないくらい累積赤字を抱える国鉄末期の空気感と,地元の鉄路が廃止される憂き目に遭う人々の思いが伝わってきます。当時最新鋭の機器として,ビデオカセットが語られているのも興味深い。
2021/04/30
感想・レビューをもっと見る