火の国死の国殺しを歌う (徳間文庫 129-5)
火の国死の国殺しを歌う (徳間文庫 129-5) / 感想・レビュー
shibatay
辻さんの自作鉄道ミステリに関するエッセイ集を読んで、昔の辻トラベルミステリを読み返したくなり再読。トラベルミステリといえども、テーマとなっている社会問題は深刻。30年前に問題視されていた事柄が未だになんら効果的な対策もされず、事態が益々深刻になっている現実に暗澹となったけど、軽快な80年代トラベルミステリのノリは楽しかった。今は第三セクターとなり立野始発となった旧高森線が、熊本始発で登場したのにちょっぴりジーンとした鉄子のわたしでした。
2012/09/23
感想・レビューをもっと見る