暗鬼の旅路 (徳間文庫 さ 1-60)
暗鬼の旅路 (徳間文庫 さ 1-60) / 感想・レビュー
ヨーコ・オクダ
「暗い傾斜」の改題。親が遺した会社を切り盛りする若き女社長。ちょっとした縁で知り合った発明家の男に投資するも、研究成果は上がらず。おかげで、株式総会で叩かれるわ、資金を融通してくれた金融業者からは彼女の身体と会社自体を預けるように要求されるわ…。そこから、ロマン要素たっぷりのストーリーに乗って、女社長にとってマイナスとなる男が2人命を落とす。彼女が犯人なのか?かつて、彼女に求婚したことのある男が探偵役となっての謎解き。いやぁ、彼女の心情、信念は理解し難く…珍しい人よね。
2022/06/28
コマンドー者
男女の愛憎ロマンと企業ものとアリバイトリックが融合した長編。笹沢先生の推理作品としてはマイナーな感じだが、かなり引き込まれる展開で秀作と言える。
2022/09/17
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