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信濃の国殺人事件 (徳間文庫 う 1-5)

信濃の国殺人事件 (徳間文庫 う 1-5)

信濃の国殺人事件 (徳間文庫 う 1-5)

作家
内田康夫
出版社
徳間書店
発売日
1990-10-01
ISBN
9784195691823
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信濃の国殺人事件 (徳間文庫 う 1-5) / 感想・レビュー

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こう

信州毎朝新聞の牧田編集局次長が水内ダムで絞殺死体となって発見された。前日、牧田と喧嘩別れした部下の中嶋英俊が疑われるが、恵那山トンネル、長楽寺、寝覚ノ床でも次々と絞殺死体が発見される。中嶋の妻・洋子は発見現場がすべて長野県県歌『信濃の国』に歌われる地名と一致することに気付く。一方、長野県警の竹村警部は被害者四人を結ぶ過去の事件を洗い出したが・・・渾身の長篇推理 僕が住んでる信州が舞台だった!面白かった

2023/06/25

しん・かんかん

昭和23年4月、長野県議会では、県を南北に分割する分県案が可決されようとしていた。そのとき、 「信濃の国は十州に」 議場の内外から数千人の「信濃の国」の大合唱が起きた。分県議員達は気勢を殺がれ、分県論は収まった。 40年の時を経て、推進派議員の子供や当事者が次々と殺される。 果たして犯人の意図は。信濃のコロンボ・竹村警部が挑む。その真相には男たちの悲しい生きざまがあった。 作品とはずれるが、調べてみると、長野分県をめぐる議会戦術には一筋縄ではいかない策略があり、政治の奥深さ、したたかさに関心した。

2015/03/21

いぬかいつまき

長野県下で次々に起こる連続殺人事件。第一の事件の容疑者とされた新聞記者の新妻は、事件が起きたのが県歌「信濃の国」に歌われている場所ばかりであることに気付き、「信濃のコロンボ」の異名を持つ竹村警部に相談を持ちかける。 何と言っても全編を通してとにかく長野県尽くしの、ご当地ミステリーの決定稿とも言える作品。見立て殺人や被害者たちのミッシングリンクといったミステリーの醍醐味が、初期内田作品っぽい外連味のない重厚な雰囲気と相俟って引き込まれる。 反面、犯人をはじめとしたキャラクター描写はやや一面的で弱いかなあ。

2011/12/23

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