虚無回廊 1 (徳間文庫 こ 3-19)
虚無回廊 1 (徳間文庫 こ 3-19) / 感想・レビュー
里馬
半分以上は序章、で壮大な前フリ。こんなんもありますよーみたいな設定をどんどん使い捨てていく様に興奮した。遺伝子シンセサイザーとかそれだけで一冊読みたいのに。
2011/11/29
u17
「いつかもう一度、この主題について書こう、今度はもっと慎重に、もっと充分に準備して、体力や気力も充実させて、今度こそ、何一つ書きもらすなく書いてやろう」(ハルキ文庫版『果しなき流れの果に』作者あとがきより)――そしてその20年後に始まった本作は、人工知能(AI)を超えた人工実存(AE)、死を飛び越えた先の階梯、そして今度は待つだけではなかったのかもしれない女性の姿をえがく、まさに小松左京のすべてがつまった超大作だ、ということになったはずなのであろう。……完成させてほしかった。
2013/10/23
権三郎
この巻では序章としてAEとそれを成り立たせる背景、いくつかの伏線を描いています。序章以後、人間は全くでてきませんが、作品の主題は序章に強くでているように思います。久しぶりに読み返しましたが、面白い。
2019/03/10
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