ドリーム・オン: 境界線でつかまえて (徳間文庫 み 6-1 パステルシリ-ズ)
ドリーム・オン: 境界線でつかまえて (徳間文庫 み 6-1 パステルシリ-ズ) / 感想・レビュー
へくとぱすかる
23時59分読了。都会の中での奇現象を、探偵よろしく追いかけて解決する、いかにも岬さんらしい作品。「現象界」であるこの世界から引き戻す「キャッチャー」である太郎の遭遇する3つの事件と冒険が笑える。しかし、現実から逃げたくなる生きにくさは昭和末期も今も変わっていないのだから、時代が違っていても、共感できる要素はあるなぁ。サブタイトルにある境界線は、現実に戻れるぎりぎりの状態。その外側から襲ってくる闇とかの描写は、さすがに作者の得意技だ。それにしても逸見のおっさんは何者だろう。せめて続編があればと。
2021/11/01
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