風の谷のナウシカ 2 (アニメージュコミックスワイド判)
風の谷のナウシカ 2 (アニメージュコミックスワイド判) / 感想・レビュー
やすらぎ
戦場がいつも自分の国の外にあると思うのは間違いだ。風の谷も戦場になるのさ。そんな言葉が刻まれてしまった。やさしさだけでこの世界は生き残れない。それが現実。自然界はどんなに壊されても、形を変えてまた生きようとする。帰ろう、森へ。ここは君のいるところではないから。かつて栄えた巨大産業文明は姿を消し腐海に包みこまれた。風の谷は海からの風によってかろうじて守られているが。未だに争いは続いている。いたわりと友愛に満たされる世界はいつ訪れるのだろう。永遠に難しいのだろうか。私たちは希望を抱き続けていられるのだろうか。
2024/07/24
あきぽん
映画も傑作だけど、映画には出てこない大国が出てきて、より壮大で深く、おどろおどろしい。薄いコミックスだけど絵も内容も濃くて難しく、普通にコミックスを読むスピードではとても読めない。でも日本成人なら一生のうちに一度は読んだ方がいい内容です。
2021/02/11
ケイ
一巻の感想にたくさん頂いたコメントの数に、読む意欲も高まる(ง •̀_•́)ง リビングのソファーで読んでいたら、「おおっ♥️ 全巻あるの? 俺も読むわ」と息子が隣で読み出し、「やっぱ絵が上手いなあ、面白いわ」と喜んでいる。読む気持ちがさらに高まる(。•̀ᴗ-)و ̑̑ 戦闘シーンは、どの軍かの見極めは相変わらず困難だが、彼らが何に立ち向かっているのかとても気になる展開。三巻もこのまま突入。
2019/09/24
おたま
アニメ版は第2巻の半ばまでが描かれている。アニメの方はそれだけで完結するように作られているため、原作コミックとは異なる展開をしている。原作は、背景となる世界観や登場人物の心情を丁寧に描いている。特に、クシャナの思いは複雑であり、アニメの「圧制者」という感じではない。土鬼(ドルク)や蟲使いと呼ばれる人々も登場し、物語は複雑になっている。彼らも必ずしも「悪」として登場しておらず、それぞれの思いや被差別意識ももっている。全体に非常に多層的な物語になっている。ナウシカがそこをどうくぐっていくのか期待は膨らむ。
2020/07/31
Die-Go
日本の誇るアニメ映画の原作マンガ。風の谷の族長の娘ナウシカは、望まぬ戦へと駆り立てられる。王蟲の仔を囮としてトルメキア軍へと攻勢をかける土鬼軍。その中でナウシカの成せることとは。映画ではこの辺りがメインになっているが、物語はまだまだ続く。★★★★☆
2020/07/26
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