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狩野俊介の肖像 (TOKUMA NOVELS)

狩野俊介の肖像 (TOKUMA NOVELS)

狩野俊介の肖像 (TOKUMA NOVELS)

作家
太田忠司
出版社
徳間書店
発売日
1996-12-01
ISBN
9784198503529
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狩野俊介の肖像 (TOKUMA NOVELS) / 感想・レビュー

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Penguin

シリーズ9作目、短編集3作目。今回は野上さんの登場はなく、学校での俊介が見える… 野上さん以外からみた俊介ということで、タイトルが『狩野俊介の肖像』になっているのは、あとがきを読んで納得。今回も悩み、時には涙しながら成長する俊介を応援したくなる一冊。

2012/01/21

kagetrasama-aoi(葵・橘)

狩野俊介シリーズ、第九弾、単編集三作目。今回は、前作までと違い野上さんの一人称ではなくて、三人称で俊介少年の中学校生活が書かれています。「金糸雀は、もう鳴かない」では、長編でふれられていた学校生生活で関わった事件(目の回りの痣の謎も含めて)が解き明かされて、すっきり!最後の「秋雨」は俊介少年の生立ちに関わる心の痛みとその心の成長譚として少し涙しながら読みました遠島寺美樹ちゃんとの初恋めいた感情がこれからどんな風に推移していくかも楽しみです。

2015/03/07

kai

このシリーズ中では少し異色な作品でした。短編集ですが、作品を通して狩野俊介の心の奥にある深い悩みが描かれていて、謎解きよりもそっちがメインといってもいいほど。

2011/06/06

ライムとザクロ

狩野俊介シリーズ9作目、3つ目の短編集。野上さんやアキの登場は一切無く、中学校での俊介が描かれている。禽舎から金糸雀が消えた謎、弓道部員の一年前に亡くなった兄から届いた手紙、校長室の花瓶が割られる謎など、俊介が級友たちに降りかかる謎を解いていく。周囲の人物の悪意が顕在化し過ぎていて、少しばかり不快な印象が強い一冊。でも、俊介が抱え続けていた迷いに向き合う「秋雨」は、これまでの九冊分をまとめて考えさせられる部分があった。 5点/10

2011/05/16

二分五厘

1997.1.2

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