蛇 下 (トクマ・ノベルズ)
蛇 下 (トクマ・ノベルズ) / 感想・レビュー
カブ
琵琶湖に生息するという、ピンクの竜を追いかけて、時空を超えた壮大なファンタジー。昔の人は竜を見ることができたそうな。日本は古来から万物に神が宿っているといって、自然界と謙虚に付き合って来た。文明と共に空や海、湖は汚され、見ることのできた竜の姿も隠されてしまったみたい。1人の力では何もできないけれど、物語を通して考えることができた。琵琶湖を旅して、おちゃめなピンク・ドラゴンに会いたい。
2018/09/08
papako
読むのに苦労した。
2012/06/08
yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
9.11の影響を色濃く受けた新聞連載小説を大幅改題した本作、内容はかなりメルヘン調な小説。主人公の舞子が心の奥底で思った事を勝手に叶えてしまったピンクのドラゴンを追いかけて、琵琶湖集編を舞台に現代から古代へとタイムリースリップと、古典的SF調。それなりに楽しめたし、作家柴田さんの環境保護に対する想いも伺えましたが、僕にとっては深く考えるよりも、結末を求めて読み飛ばすタイプの小説でした。
2011/08/12
一五
面白かった。 よく読んでた某作家の伝奇は 仲間がどんどん増えていくパターン、これは小グループが二組、最後に成し遂げる って感じ。
2018/09/03
RIN
★★★☆ 柴田よしきさんはこの手のファンタジーも得意だなぁ。最近はこじんまりミステリが多いけれど、こういう壮大な世界観を持つファンタジーがまた読みたい。
感想・レビューをもっと見る