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薄紅天女 (トクマ・ノベルズ Edge)

薄紅天女 (トクマ・ノベルズ Edge)

薄紅天女 (トクマ・ノベルズ Edge)

作家
荻原規子
佐竹美保
出版社
徳間書店
発売日
2005-11-18
ISBN
9784198506889
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薄紅天女 (トクマ・ノベルズ Edge) / 感想・レビュー

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ヒロ@いつも心に太陽を!

阿高が苑上を「盗み出し」に来た場面では「きたーっ!」と声に出したいくらいキュンときたのにバスの中だったのでそれが出来ず身悶えしてしまった(>□<*)阿高は藤太たちと帰っちゃうのかな・・・と苑上と一緒にしゅーんとしてたので本当に嬉しかったんだって(笑)そうよね、坂東の男ですもの、そうでなくっちゃ!阿高目線と苑上目線との二部構成の本作、今までと少し書き方が異なったせいなのか私が時代をよく知らないせいなのか読むのに少し時間かかったけど、やはり期待を裏切らない面白さだった☆勾玉シリーズ大好き(*^∀^*)♪

2011/12/07

kagetrasama-aoi(葵・橘)

「薄紅天女」三部作の三作目。時代は長岡京に遷都した頃。竹芝のニ連がほんと良いよね。同じ年の叔父・甥、阿高と藤太。阿高の生まれは衝撃的であるが故に、藤太は思い入れが深く成らざるを得ない。二人の絆に感動を覚えつつ読了。勾玉の物語、何度読んでも面白い、大好きな物語です。

2023/08/13

藤月はな(灯れ松明の火)

J嬢から拝借したもの。人に乞う術を知らなかったために争いを生み出し、怨霊に悩ませれる天皇、早良親王、藤原仲成、薬子、蝦夷の阿弖流為など朝廷に恨みを抱いたとさせる人物たちの登場にきな臭った分、阿高と籐太、籐太と千種の絆に大分、救われました。最初は世界が狭かった苑上も阿高といる内に自分も内包している闇も認めて自分にできることを考えるようになるという所が良かったです。あの駆け落ちのシーンは凄かったです。薬子はひたすらに一途ですが史実を知ると切なくなります。

2012/05/21

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

**勾玉シリーズ3巻〈完結〉**「東から勾玉を持った天女が来て、滅びゆく都を救ってくれる」病んだ兄の夢物語りに、胸を痛める皇女苑上…。"古事記三部作"の下つ巻(人の時代)に呼応した本巻の…度肝を抜くラストは必見!フィナーレにふさわしい傑作です!――素晴らしいラスト!平安遷都前の帝都を中心に、更級日記の竹芝伝説…、坂上田村麻呂…、空海…と、史実を交えながらも魅力ある物語の世界を紡ぐ著者の筆腕に、もはやただ感動! ⇒続き

2014/01/28

十叶

竹芝の二連、阿高と藤太は兄弟のようにいつも一緒。だから、藤太が千草を本当に好きになってしまったと感付いた時の阿高の動揺は、千草を待たせて阿高を追ってきたにも拘らず、阿高が自分を竹芝と共に置いていくような気がした藤太が感じたものと同種類の感情だったことに、とても切なさを感じます。 中盤がから出てくる苑上は、家族という存在のしがらみに四苦八苦しながらも、阿高と藤太に逢い自分の一族の裏の顔、家族の大切さを感じ入り、自分なりに考え・行動する姿が美しくもあります。 歴史上の人物が子供たちを助力する点もグッドでした。

2012/12/22

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