沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ1 (TOKUMA NOVELS)
沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ1 (TOKUMA NOVELS) / 感想・レビュー
Dai(ダイ)
「おれは、その地域を根こそぎこの手に欲しいのだよ」「ーーーー」「そのためには、(ただの営業マンのダイ)としてゆくよりは、(あのダイ)ということでゆく方が早かろう」 そう言ったダイを、逸勢は、しみじみとした眼で見つめた。「とんでもないことを考える男だな、おまえは……」
2014/05/28
めだか
痛快時代劇。夢枕 漠の傑作(自分でも言っている)
2009/11/03
メイロング
古代中国の妖怪物というのに、この抜群の読みやすさ。エンターテイメントかくあるべしだね。空海と橘逸勢。男同士の友情の描き方はあいかわらず冴え渡っている。話の結末が見えずに、拡大して次巻に続くのも心憎い。特徴的な会話文が陰陽師以上に効果的に機能している。
2010/05/06
FUJI燦々
鬼才空海が当時の東洋文明の中心の唐・長安において活躍するお話。なんか久々に夢枕さんの小説を読んだ気がする。とても読みやすく、そして面白い。すぐに読了してしまった。続巻にも早いうちに手をつけたいと思う。空海の活躍の描写のために橘逸勢がワトソン的ポジションを担わされているが、これが上手くはまっているように感じた。
2018/08/25
路地裏のオヤジ
密を極めるため、橘逸勢とともに遣唐使として唐に渡った空海は、長安で妖物退治に挑む。橘逸勢もかなりの天才とされているが、それを超える空海って、唐も認めるとんでもない天才だったんですね。
2018/03/24
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