沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ3 (TOKUMA NOVELS)
沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ3 (TOKUMA NOVELS) / 感想・レビュー
星落秋風五丈原
安禄山の乱の折、最愛の楊貴妃を処刑せざるを得ない状況に陥った玄宗皇帝。だがそこに現れた道士・黄鶴は驚くべき提案をする。安倍仲麻呂が李白に遺した手紙で空海たちが知った、身の毛もよだつ顛末とは!?映画化作品を見ました。
2004/12/05
Dai(ダイ)
非常に脇道が多く読みづらいと思っていた脇道が本筋であったか。この巻は中弛みかとも思わせつつ実は一番キモであったか。いざ、クライマックスへ。
2014/06/03
Unir
「騙しているな」「騙してはおらぬ」のやりとりは陰陽師の博雅と清明そっくりですね。二人のやりとりがどこかとぼけていてついつい愛着をもってしまいます。
2009/08/22
ohion
07年8月初版。多分購入時以来の再読。少しずつ、楊貴妃にまつわる話が解きほぐされていく。途中、空海と逸勢の色即是空の話のところでは、無性に同じ作者の「涅槃の王」が読みたくなった。これも読み返してみようかしら。さて、残り1冊。
2018/01/14
ジョナ
三巻目。どうもこの大作、著者が17年もの執筆期間を経て書いたのだとか。そりゃそうだ。遥かなる夢物語を、すらすらと雲に昇る龍のように書き付けられるとしたら、それこそ空海において他にいるまい。 さて、空海一行が知ることとなった50年前の話は、半世紀を経てまだ続いているのだった。告白が他の告白を呼び、もはや手をつけられないほどに、事態は大きく深く広がっていく。 いよいよ沙門空海、唐の国にて宴の準備をする。
2014/03/29
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