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蟹食い猿フーガ

蟹食い猿フーガ

蟹食い猿フーガ

作家
船戸与一
出版社
徳間書店
発売日
1996-01-01
ISBN
9784198604202
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蟹食い猿フーガ / 感想・レビュー

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カムイ

船戸与一を読む切っ掛けは高校の悪友からです、詐欺師のエル・ドゥローが巻き起こす大金強奪、アメリカを舞台にしたロードノベル冒険的な展開でやられたら、やり返すエル達、痛快で楽しめる小説だ、悪友には感謝です、その後は船戸さんにもハマっています★4点「蟹喰い猿フーガ」には曲がストーリーの中でも出て来るが、ザ・ピーナッツの恋のフーガはよく知っとるけどね。

2015/10/03

geshi

騙しのコンゲームとしては綿密な仕込みや「ざまぁ!」感が足りないが、舌先三寸の詐欺師と共に旅をするロードノベルとしてはファミリー感あって楽しい。一癖あるキャラクター達がエル・ドゥロの風任せに乗せられて、自分の中に隠れていた一面を引き出されて魅力が増していく。特にエル・ドゥロと主人公とメッキ―の継承されていくような所はたまらない。ラストの戦いへのボルテージが否応なしに上がった割に戦い自体はアッサリ終わって腰砕けだった。最後に「蟹喰い猿フーガ」の歌詞が流れて小気味よく終わたので良し。

2018/12/05

ちょん

「蟹喰い猿フーガ」に乗って痛快な物語が進行する。アメリカ大陸を疾走する伝説の詐欺師エル・ドゥロが、信頼出来る?仲間と共に大金奪取の詐欺に挑む。楽しければよしというエル・ドゥロ。一本筋が通った生き方にこちらの背筋も伸びた気がする。

2014/01/23

ぴぴ

蟹を喰べるフーガというお猿さんと旅をするお話かと思ってたら曲の題名でした。聴いてみたいな〜。落ち込んだときに良さそう。面白かった。

2016/08/08

siorinn

一度落ちた人間が這い上がるさまを描かせたら船戸与一という人は最高に上手いと思います。エル・ドゥロと主人公、メッキー、繋がってゆくさまが心地よく、そして切ない。

2012/01/29

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