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出発点―1979~1996

出発点―1979~1996

出発点―1979~1996

作家
宮崎駿
出版社
徳間書店
発売日
1996-07-31
ISBN
9784198605414
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出発点―1979~1996 / 感想・レビュー

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佐島楓

演出覚書・エッセイ・講演録・対談など90本をまとめたもの。アニメ監督・宮崎駿がいかにジレンマを抱えた方であるか。根底にあるものはアニミズムとこれからの子どもたちへのメッセージ。とてもはっきりとなさっているがゆえの時代との折り合いの苦悩、表現者としての苛立ちといったものが垣間見られた。

2014/07/04

こうすけ

もののけ姫の前までの、キャリア前期に行われたインタビューなどを集めた本。映画は頭の少し上にあって脳のなかにはない、トトロが何をするかではなくトトロが存在しているという事実に救いがある、など印象的な言葉が所々ある。個々の作品には出来不出来があるとしても、ここまで国民的な支持を得ている映画監督は、同時代において他にいないだろう。黒澤明と同じく、次世代の人たちからはめちゃくちゃに批判されて、過去のものとされるかもしれない。創作の世界はそれで良い。

2020/12/29

あなた

「C・W・ニコル氏が『ナウシカ』をみて、やたらに感動してくれたのですが、「最後に芽が出ていたけれども、あそこに開拓団を送りこむのか」と言っていて、「この人、全然変わっていないな。また同じことをやるのか」と思いました。「そういうのとは違うのだ」ということを説明したかったけれども、面倒臭いのでしませんでした」「王蟲を殺すシーンで、『俺には殺せない』って作業がストップしちゃったんですよ。そしたら横でパクさん(高畑勲)が『王蟲なんて殺しゃあいいんだ!』って怒鳴ってそれでまた再開できたんですけど」

2009/09/23

ヒデキ

宮崎駿さんの過去のインタビューや対談を収録しています。読み応えあります。この人を使うのも、この人に使われるのも大変だったろうなあというのがよく判ります

2020/07/30

バナナフィッシュ。

ファンじゃなきゃなかなか読み切れないだろうという一冊。対談は居酒屋レベルだけれど、作品のコンセプトだけは別。熱の入りようがえげつない。

2018/01/12

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