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風の谷のナウシカ 豪華装幀本 (下巻)

風の谷のナウシカ 豪華装幀本 (下巻)

風の谷のナウシカ 豪華装幀本 (下巻)

作家
宮崎駿
出版社
徳間書店
発売日
1996-11-30
ISBN
9784198605629
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風の谷のナウシカ 豪華装幀本 (下巻) / 感想・レビュー

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☆よいこ

漫画。百科事典サイズ。コミックス版の表紙とピンナップ収録▽[第5章:大海嘯]粘菌が大地を覆い、逃げ場をなくす人間たち。王蟲の群れが粘菌と合流し新しい腐海を作る。ナウシカは王蟲と共に森になることを決意[第6章:青き地]森の人セルム達に救い出されたナウシカは腐海の深部に行きその秘密を知る。腐海は罰ではなく救い[第7章:墓所]巨神兵はナウシカを母と呼ぶ。オーマと名付けた巨神兵と共に墓所を目指す。途中、隠された「庭」に入り安らぎを得るが、ナウシカは再び歩き出す。毒はすでに自分自身の一部。墓所の扉を閉じる▽名作

2022/08/26

hiace9000

TV放映は幾度となく観てきた。ナウシカにはモデルがあるという。ギリシャ叙事詩『オデュッセイア』に登場するパイアキア王女と、今昔物語の「虫愛づる姫君」の宮崎駿式ハイブリッドがそれだ。平和と戦争、生と死を単に光と闇に分けてよしとはせず、その狭間で苦悩絶望するも人の生まれ持った業に一縷の希望を見いだし描き切る深い文学性。破壊と慈悲の混沌の中で、いのちの闇にまたたく光を信じそれに殉ずるナウシカの哲学性。世紀を超えて名作と称される所以はここにある。コロナ、社会の分断、混迷の闇深める世界、今こそ皆が再読の一書。

2021/01/19

ゲンショウ

再読。…生きねば。彼女が辿り着いた想い。人は、未来を知る事は出来ない。それが、良心から発せられたものでも…その時々で善悪は変わる。彼女の応えは否であった。命は破壊と慈悲を孕んだ混沌の淵から立ち現れるもの。苦労して…悶えながら綴られた物語は、読み手も苦悶させる…。さて、この矛盾だらけで、明日を知る事が出来ないこの世界…だが、生きねば。

2013/05/16

ShowGo

動植物区別なく大切なことを想い行動に移すナウシカの姿勢に涙。文明が発展し続けたらナウシカの世界のようになるのだろうか。なり得るだろうな。 映画で語られるのは本編のほんの一部。その続きを是非多くの人に読んで欲しい。完璧ではない、優しくて人間らしいナウシカの生きる姿に影響を受ける人々。僕は神の子のようなナウシカにはなれないが、周りの人々を前向きにさせるような存在になりたいなと改めて思わせてもらえた作品。ユパ様のような強いおじいちゃんになりたい。笑 ということでコロナ禍の今だからこそ多くの人に読んでもらいたい!

2021/08/29

ヤギ郎

図書館本。壮大な物語がやっと幕を閉じた。この物語は、現代社会の抱える様々な問題を指摘しているように思える。例えば、自然環境問題、民族問題、技術革新により生まれる不平等。上巻では蟲の印象が大きかったけど、後半になると巨神兵が中心。何度も読みたい物語なので、全巻買おうかな。

2017/09/28

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