憂国
憂国 / 感想・レビュー
shimada1986
ソ連のアフガニスタン侵攻や第一次ナゴルノ=カラバフ紛争でのアゼルバイジャンの治安維持の状況等が元ソ連軍人である筆者により語られている。アフガンでは、アフガン政府軍とソ連軍が共同して、ゲリラと戦う場面があるが、アフガン政府軍によるゲリラとの内通、捕虜をゲリラと民間人に区別することの困難等、治安戦の難しさが読み取れる。タジク人ソ連兵の通訳としての活用、ソ連に留学したアフガン人政治将校をアフガン政府軍へ配置する等の施策もあったが、民衆の理解は得られず、アフガン政府軍の状況も改善されなかった。
2021/08/09
感想・レビューをもっと見る