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木曜組曲

木曜組曲

木曜組曲

作家
恩田陸
出版社
徳間書店
発売日
1999-11-01
ISBN
9784198610937
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木曜組曲 / 感想・レビュー

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Natsuki

四年前に亡くなった小説家・重松時子を偲ぶため、毎年命日近くの木曜日にうぐいす館へ集う女たち。今年はどこか様子が違う?果たして時子の死の真相は!?それぞれの疑念と思惑が入り乱れ・・・女だからこその恐さみたいなものもふんだんに盛り込まれて。。。お話の展開にやたらアクセルとブレーキを多用し過ぎて、個人的にあまり乗り切れなかったのと、女たちがこの状況をなんだかんだで楽しんでしまっているような気がして、ちょっと引いてしまいました(((^^;) 一幕もののお芝居みたいな雰囲気は好きです♪

2016/05/26

ゆのん

敬愛する作家の命日に合わせて年に一度集まる5人の女性たち。作家の死は自殺か殺人か。女ばかり5人も集まるなんて、それだけで一波乱ありそう。それぞれが抱えている思いや考え、秘密が少しずつ暴露されてゆくのは面白い。会話文が多く非常に読み易かった。以前に読んだ恩田作品もアパートに男女2人という設定だったような…。想定外のラストは意表を突いていて良かったように思う。105

2019/04/05

naginoha

まるで舞台劇を見ているかのようでした。 クセの強い女性5名+1名が奏でるアンサンブル。ああ、これは弦楽でも金管でもサキソフォンでもなく、木管5重奏ですよ。それぞれの音色は全く違うのにtuttiではとろけるようにまとまる。そしてそれぞれのソロとも言える独白は行き着くとこまで行ってしまう。よくそれから元の談笑に戻れるわとあきれるほど。 前読の「三月は…」に通じる靄がかかった感じと絡まる糸。こちらの方がミステリ色がついている。これも好み分かれるだろうな。 4/5

2020/10/01

mint-s

「うぐいす館」の主人であり、小説家でもあった時子の突然の死から4年。時子を偲んで毎年集まる5人の女たちは今年も大いに呑んで食べながら語り合う。時子の死は自殺だったのかそれとも....。もの書きを生業とする彼女たちは観察眼が鋭く駆け引きも上手い。何が真実なのか妄想なのか。謎が解けそうになるとまた新たな展開になり最後まで翻弄され楽しめた。

2018/06/20

ももすけ

久しぶりの恩田作品。相変わらずどこか不安を感じるような空気感。女流作家の自殺を機に毎年集まる女たち。その死は自殺なのか他殺なのか。徐々に真相が明らかになっていく。 フィクションより、真実の方がちょっと怖かったかも。

2022/08/14

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