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古惑仔

古惑仔

古惑仔

作家
馳星周
出版社
徳間書店
発売日
2000-07-01
ISBN
9784198612047
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古惑仔 / 感想・レビュー

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故郷の寒村を飛び出した登場人物たちを過酷な人生が待ち受けている。日本で幸福をつかむ夢は幻想だったのか。救いのないラストがやるせない。

2024/03/10

そうたそ

★★★☆☆ 短編集。長編のようなとことんまで堕ちていき破滅するような派手な展開はないものの、むしろ短編だからこそ出せるキレの良さが感じられる作品が揃う。初期作品ならではの鋭さの光るストーリーは素晴らしい。今となってはこういった著者の短編集は貴重になってしまったが、また書いてくれないだろうか。

2021/01/05

つちのこ

新宿を舞台にしたアジアンストーリー。胡散臭い中国人や台湾人、マレーシア人やタイ人など外国人社会に暗躍する様々なタイプのパーソナリティーを描いている。相変わらずのぶつ切り型の文章。この短編集で一層の磨きがかかっているようだ。なかでも『笑窪』はその典型。私の好みとしては、中国人の恋人同士の、幸福の絶頂から転落までを描いた『聖誕節的童話(クリスマス・ストーリー)』がいい。なんだか切ないし、やりきれない話である。(2000.7記)

2000/07/29

yoshi

短編なのであっさりとしていますが、どれも馳星周さんらしい作品ばかりでよかったです。

2012/10/23

みょん

★★★ 短編集。 全編、相変わらず救いがない。 設定も文体も、時代や人種すら全く違うが、このプツンと全てを断ち切るラストや、閉塞感に充ちた暗く重い世界は、初期の藤沢周平作品によく似ていると思う。 だからつい読んでしまうのかもしれない。

2012/08/22

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