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屍船

屍船

屍船

作家
倉阪鬼一郎
出版社
徳間書店
発売日
2000-08-01
ISBN
9784198612214
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屍船 / 感想・レビュー

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うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

「屍船、老年、事件、辞令、雪夫人、墓碑銘、水妖記、霧の夜、福助旅館、茜村より、みみづく、夢の中の宴、草笛の鳴る夜、白い呪いの館、プレイルーム、おじいさんの失敗、ラストディナーは私と」怪奇小説全17話。ジトーっとしていて心地よさから程遠い非常に後味の悪い読了感。どの話も救いがなかったのが辛い。亡くなった者たちが閉じ込められている島の話「屍」、ある肉屋の話「霧」、ミミヅクが新聞勧誘に来る「みみづく」、お見合いを勧められておじの家に行く「草」、行きつけの店に特別招待された「ラスト」の話が印象に残りました。★★★

2011/06/14

ちょん

ホラー短編集。何編か理解できないものもあったが、総じてサクサクと読めた。ありがちな話もあったが、桃太郎の「おじいさんの失敗」は楽しかったな。

2012/12/10

hirayama46

倉阪鬼一郎の異形コレクション収録作が中心の初期短編集。ホラーにこういう表現もなんですが、たいへん楽しい。「福助旅館」や「みみづく」あたりのユーモラスなところのある不気味さも良かったです。「辞令」は近年の倉阪作品を読んでいるので、こんなところに萌芽が……と思いました。

2017/01/23

みやぎ

再読。ホラー短編集。説明のないまま終わる話が多く、想像力が働かずよくわからない部分アリ。ホラー作品に出てくる主人公が作家だと、だいたいネタ探しに首突っ込んでひどい目にあうよね。

2015/06/12

ナンナル

いいのはいいんだけど、小気味よくない?爽快感は求めていないけど、なんとも歯ごたえがないというか、淡白。短編というのもあるけれど、なんともいえない読後感だけが残って消化不良。それでも、表題の屍船の雰囲気はよかった。

2011/09/23

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