霧の罠: 真贋控帳
霧の罠: 真贋控帳 / 感想・レビュー
星落秋風五丈原
天明の大火で焦土と化した京を舞台に、大名家が所蔵する茶道具の名品をめぐる暗闘と、数奇な運命をたどる武士の生きざまを描く。天明2年2月2日、老中首座松平定信の元に、1月30日京都で起きた火事の知らせが届く。後に言う天明の大火である。仮御所の警護のため、定信は21才の丹波篠山藩青山下野守忠裕を抜擢。青山の部下でお納戸役小頭の土井修蔵25才と同じ藩校出身の26才で佑筆下役の青木大炊助も京に向かう。
2003/07/29
犬養三千代
真贋。 お道具も人間も。 修蔵は鷹揚で彦十郎はセコイ、だけじゃない。複雑な彦十郎の心理、嫉妬。修蔵の審美眼には驚く。胆力も。極めることができた修蔵の成長も見ものだ。
2022/02/04
mitsuru1
古筆家が出てくるが、今回はチョイ役、シリーズ番外長編か。
2009/05/07
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