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カリスマ 上

カリスマ 上

カリスマ 上

作家
新堂冬樹
出版社
徳間書店
発売日
2001-03-01
ISBN
9784198613198
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カリスマ 上 / 感想・レビュー

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そのぼん

新興宗教の内部事情を描いた作品ですが、色々と突っ込みどころもありました。『カリスマ』教祖が煩悩だらけで読んでいてうんざりしました。かなり長い話ですが、下巻でどう決着をつけるのか、気になるところです。

2013/03/24

nonpono

わたしはこの本がオウムを題材にした小説でピカイチだと思う。新堂冬樹らしいんだ。きっと賛否両論がわかれるだろうが。だが彼が描いたメロンや肉を頬張りながら信者を陰で眺める教祖の姿は見事だ。そしてエリート幹部のコンプレックスや弱みを刺激して競争させる人身掌握術がまた凄い。薬事法違反した男が起こしたただのヨガ教室が、選挙に出馬し大惨敗し国家転覆を狙うんだ。平成の最大の新興宗教だと思うが、新堂冬樹がまた生々しく醜悪に書いてくれるんだ。もう、単純に面白いから。そして平成で散る宗教であるが、上祐含む残党はしぶといね。

2024/02/25

bam

エレファントピストンに爆笑しそうになりながら、わくわくの下巻へ。

2019/12/08

hannahhannah

『無間地獄』に続く新堂冬樹の五作目。新堂さんの金融から離れた初の作品にして、目下のところ一番長尺の本。新興宗教団体を率いる神郷宝仙は小心者で口が上手く、言い訳と正当化のエキスパート。信者たちには禁欲的な生活を強いていたが、自身は完全な俗物で酒池肉林の日々を送っていた。そんなとき、幼い頃の彼にとってすべてだった母親にうり二つの女性を見つけ、是非信者にしたいと動き出す。その女性の夫の城山信康は臆病なくせに見栄っ張りで、怒りっぽい小さい人間。美しい妻が浮気しないか冷や冷やしながら生きている。笑える場面も多いが、

2006/06/14

つちのこ

この作品があのオ○ム真理教を意識して書かれたことは明白。私も「解脱会」「洗脳」「教祖」「財施」「マントラ」…などという言葉は、オ○ム事件がなければほとんど知らなかっただろうし、関心もなかった。主人公、神郷は容姿の違いこそあれ浅○彰晃そのものであり、氷室、瀬野といった神郷側近のキャラクターなども、あのクールな上○氏を彷彿とさせたり、つまるところどうしてもオ○ムのイメージが頭から離れないのである。これは罪だ。なまじ、オ○ム事件の内幕を知っているだけに、破滅的な結末が見えてきてしまうからだ。※下巻に続く。

2001/04/19

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