戦争と平和 (アニメージュ叢書)
戦争と平和 (アニメージュ叢書) / 感想・レビュー
緋莢
刊行は2002年。2001年9月11日の同時多発テロと、その後の<(大塚英志が)“戦時下”と形容するところの状況をめぐっての対話>(はじめにより)。富野由悠季に、大塚英志、上野俊哉、ササキバラ・ゴウがインタビューするという形式。<『ザンボット』を作った時に「あ、ロボットものって便利だな。」と思いました。とにかくロボットを出しておいて、一話ごとに起承転結でスポンサーが一応納得してくれるだけのことをやっておくと(中略)物語は極度に哲学的でも、極度に高邁なものでも、極度に残酷なものでも提供しうるのです。>(続く
2020/10/04
fumix
富野御大と大塚英志一派の対談?御大がキングゲイナー作っているときだから結構前のもの。サブカルチャーの側から(イラク)戦争を語るのがメインテーマではあるが内容は多岐にわたっている。割と御大が勘で作品を作ってることがわかる。
2009/10/25
姉勤
富野作品ファン向けである。∀以降、キングゲイナー以前の頃の対談集。表題の戦争に関わるもの意外の、社会や当時の世情と身体論まで及ぶ。かつては、ニッチな表現の場であったサブカルチャー的な引用の集合が、現代において一般人が受動する事象をリアルに喚起するメインメディアと化してきている。そして、未来を想定するにあたって重いポジションを担っているという考察は、実社会でも思い当たる節もある。(富野監督の映像作品をかなり視聴していないとピンと来ない語彙と形容が腐るほど出てくるので、非一般向け。)
2013/06/29
v&b
富野の頭が強いことがわかる。強靭な知性というか、直感というか。富野の作品は「海のトリトン」をはじめとして、いろいろ見なくては。まずはTV版『Zガンダム』かな。
2009/12/11
closer
図書館で借りたんだけど、もうちょっと読み込みたかった。
2012/01/18
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