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虫眼とアニ眼

虫眼とアニ眼

虫眼とアニ眼

作家
養老孟司
宮崎駿
出版社
徳間書店
発売日
2002-07-01
ISBN
9784198615390
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虫眼とアニ眼 / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

冒頭のカラーページで展開されている、宮崎さん理想の家や町。何と22ページにおよぶ、自然と調和した空間、人間が安心できる環境の提示。養老先生との対話も、このイラストページに収斂していくような気がする。それを言うなら、表紙カバーの、子どもが泥んこになって遊んでいるカット。それが正解だとは言わないが、内容を1シーンで表しているように思う。タイトルに書かれた観察眼を、もはや持ち合わせない自分は、さてこの世界の行く末にどこまで責任を持てるのだろう。この本の発行人は、何と鈴木プロデューサー。まさにジブリの本。

2020/06/28

パスティル

養老孟司氏と宮崎駿氏の対談本。もののけ姫、千と千尋の神隠しにまつわる二人の思いが、ぎゅっとつまっている。懐かしい感覚、冒頭の挿し絵が素晴らしかった。

2014/08/05

ヒデキ

冒頭の宮崎さんのイラストにワクワクしてしまいました。 理想の保育園や街の姿に「ここに住むのに幾らかかるかな?」と変なことばかり考えていました。 お二人の対談のベースになっている知識に圧倒されながら、自分が、ものを知らないことを考えてしまいました。 お二人は、書いてあるものよりも対談が面白いなあといつもながら感じました

2021/01/06

sibasiba

宮崎駿は誰と対談しても面白いな。冒頭の妄想的保育園や家屋や街は宮崎駿のイラストで非常に魅力的に見えるが、妙に気持ち悪い感触もある。ここで暮らしたいか微妙だなぁ。『方丈記』読もうかな。

2015/02/06

Book & Travel

冒頭の保育園と街のイラストが宮崎氏らしく、すごくいい。対談も面白く、「もののけ姫」と「千と千尋」の時の対談なので15年ぐらい前なのだが、あまり古さは感じないし、好き放題しゃべっているようでそれが面白い。養老氏の生物学的な観点というのか、自然環境のディテールを察知する感性がなくなって、人間関係ばかりに向いているという話は興味深く、学校の先生が人間関係にばかり目が行っているという話は、すごくわかる感じがした。子供達の「虫眼」を大事にしてあげたいと思った。

2015/03/20

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