KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

パンドラ・アイランド

パンドラ・アイランド

パンドラ・アイランド

作家
大沢在昌
出版社
徳間書店
発売日
2004-06-20
ISBN
9784198618681
amazonで購入する

パンドラ・アイランド / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

きょん

大沢作品は3冊目だけど、舞台が島で密室劇という手法は同じ。緻密に練られた島ならではの犯罪の連続。徐々に新たな真実が明らかになっていくのは面白いんだけど、兎にも角にも長くて段々誰が誰だかわけわからなくなる。犯人は意外な人物で驚いたが、もう少し短くした方が読みやすいかなと思う。

2019/04/07

そーいち

たまに読みたくなる作家、大沢在昌さん。ハードボイルドでありながらエンタメに特化している作品が多いため読みやすく、ページ数が多くともグイグイ進む。私は好き。今作は警察を辞めた主人公が東京都ながら独立した村を形成している島に保安官として派遣され、ある老人の死から徐々に島に隠された秘密が出てくる、という内容。登場人物は多いながらどんどん退場していくので犯人は絞られるか・・・と思って読んだが、意外に最後付近まで誰が黒幕か分からず、案外ハラハラした。ラストの盛り上がりからスッと落とす流れはハードボイルドならでは。

2022/03/01

りず

面白かった!閉鎖的な離島の住人たち、人間関係の闇、隠されている秘密…前振りがちょい長めなのだが、事件が始まってからはノンストップの面白さ!住人や島の、裏の顔が出てくる度にワクワクした!欲望に流されない保安官の主人公が最高にカッコ良い★元奥さんとの関係もほどよい。期待した以上に面白い作品でした笑。

2018/09/13

Nobu A

大沢在昌2冊目を読了。人口僅か千人弱の南海の孤島に元警察官が保安員として赴任するところから始まる。そこから連続殺人事件が起きる。昔からいる原住民、移り住んだ住人、観光客と棲み分けがされている土地。以前アメリカ基地があった閉鎖的な島での複雑な人間模様が描かれているのはさすがと思ったが、前回の「新宿鮫」と比べて登場人物の直接会話表現が圧倒的に多く、人物や物語展開の描写が少ない。臨場感を築く配慮かなと思ったが、少々話しが掴みにくい。のんびり前半。後半に入り、事件が思わぬ方向に行き、読後感は悪くなかった。

2016/03/17

オーウェン

元刑事の高州がやってきたのは周りが孤島の青國島。 保安官として就任したが、島には保守的な人間が多くいた。 殺人もないような表面上は穏やかな島だが、高州が来てからは奇妙な出来事が起こり始める。 そして決定的な殺人事件が起きる。 かなりのボリュームがあるが、スラスラ進むので全く迷いがない。 むしろ意外な犯人が決め手となる事件の概要と、裏に隠されていた島の秘密が明かされる過程。 かなり遠回りした感じがあるが、長尺にふさわしい規模だった。

2019/02/25

感想・レビューをもっと見る