日本その心とかたち (ジブリLibrary)
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日本その心とかたち (ジブリLibrary) / 感想・レビュー
風に吹かれて
B5判変形の大型本。仏像・絵画・陶器など写真豊富。大型本なので図版も見やすい。縄文土器開口部の炎のような造形への感動から語られていく。歪んだ茶碗の小世界を語るとき、世界に類例がないと加藤は断定するが、世界中の陶器を見たうえで言っているわけで、芸術に対する彼の博識ぶりにも感心させられる。全体的に熱のこもった書きぶり。西洋絵画にも影響を与えた琳派の絵画を語るときの言葉は特に熱い。日本の文化をいかに愛しているか、伝わってくるし、文化史としても理解しやすい。日本を愛するからこそ政治に辛口なのも改めて納得。
2015/07/12
Ikkoku-Kan Is Forever..!!
『日本文化における時間と空間』では、「方法としての〈文化〉」が語られている。(1)私と世界の交錯点に〈文化〉が生まれる。その性格は、『序説』を検討しないと分かりづらいが、一言でいえば「即身成仏」論だ。(2)【方法論】はともかくとして、【結果論】としての芸術について語られているのが本書だが、さすがに結果論だから通俗的で眠い。耐えろ。
2014/08/18
takao
ふむ
2024/03/10
Sadahiro Kitagawa
ジブリの鈴木敏夫氏の推薦になっていたので読んでみた。 縄文時代の土器から明治の高橋由一まで、日本の美術について網羅的な考察を読める。また、その背景となった仏教、茶の湯、キリスト教についても簡潔かつ深く言及されていて目から鱗が落ちるようなところがいくつもあった。 読み終わった時、本当にすごい本を読んだなという感慨に包まれる。 最後の加藤氏と高畑勲との対談もすごかった。能のような仮面劇がアニメーションのルーツだという高畑氏の説も大変面白かった。
2023/01/14
神戸
途中。 けど読みたいとこは読んだ。
2014/12/04
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