ひとつ灯せ: 大江戸怪奇譚
ひとつ灯せ: 大江戸怪奇譚 / 感想・レビュー
さなごん
怖い。一番怖いのは人間だよな、と思った。江戸時代は今よりもあやかしとの距離が近かったのかも。見えてしまうのも怖い
2016/01/03
深青
もしや宇江佐さん…初読みかな?怪談話に、人情をプラスした感じかな。怖いけれど、友情や人と関わる楽しさや暖かさも感じられる反面、人の怖さも感じられる話だったと思う。段々不穏さや怖さが増して行くのも良かった。怪談や怖い話を語る会という設定もとても面白い。こういう会があったら参加してみたいものだ。
2015/11/18
楽駿@新潮部
読書会仲間本。宇江佐氏の作品で、こんなおどろおどろしいものがある事自体に、ちょっと驚いた。もちろん、それぞれの生活の匂いや、人間らしさは、いつもの宇江佐作品同様、随所に感じられるが、どこか人間の抱える闇の部分描いているともとれる。自分自身で、人はどこか、マイナス方面に振れてしまう部分があり、それを、何とか周囲の助けや、繋がりで、前を向く力を貰っているのかもしれない。自分の心の闇を知っている人間は、持ちつ持たれつしながら、闇に飲み込まれないよう生きているのかもしれない。
2023/03/10
星群
夏に読みたい本、その4。ヒンヤリと寒くなるような話を期待したけど、少し微妙。会の参加者の辿る結末の方が怖かった。
2014/07/23
星落秋風五丈原
料理茶屋「平野屋」の隠居・清兵衛は53歳。家督を譲ったものの、暇をもてあまし、「話の会」という集まりに顔を出し始めた。表題作他、世の不思議を描いた7編を収録。江戸の四季折々に語られる、人情あふれる宇江佐版・百物語。
2006/09/10
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