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求愛

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作家
柴田よしき
出版社
徳間書店
発売日
2006-09-01
ISBN
9784198622251
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求愛 / 感想・レビュー

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あつひめ

金木犀の香りが人の運命を導いていったような・・・物語。なんだか・・・悲しいことがあっても自分と言うものを壊さないように・・・第3者的な視線で自分を見つめているような主人公弘美。物語がテンポを狂わすことなく淡々と進んでいく。翻訳の仕事から人の秘密を探る探偵へ。でも・・・冷静で溺れる事のない弘美なら調査内容の裏に潜む事を人間らしい判断で見つめる事ができる。引き込まれた作品。弘美の探偵として歩いていく作品・・・続きが読んでみたい。

2010/11/21

おれんじぺこ♪(16年生)

フリーの翻訳家だった「弘美」が親友の死をきっかけに探偵になった話。つまらなくはないんだけど(一気読みしたから)翻訳家である説明(理由)に人と話したり、交流したりが苦手だから一人でできる仕事…みたいに言ってた気がするけど、ぜんぜんそんなことないじゃん!と思った(笑)探偵ってそんな簡単になれるもんでもないとおもうし。

2013/09/16

なつ

短編連作小説。探偵小説。殺人は起きたりするけど、よく言えばあっさり、悪く言えば深みはさほど感じられず。人の心の動きがちょっと物足りない感じだけれど、サクッと読める。

2015/08/16

さよちゃん

主人公の弘美は、親友の自殺を義姉による殺人と見抜いたり、一年後には新しい友人の無理心中も殺人と見破ったり、なかなかの洞察力の持ち主です。だからといって、フランス語の翻訳家から私立探偵に転身するっていうのは飛躍しすぎでは。弘美は品が良過ぎるせいか、ちっとも探偵らしくないのです。柴田さんはあえてギャップを作ることで、探偵という職業をリアルに書きたかったのかな。「求愛」というタイトルが素敵だったので手にした本でしたが、弘美には恋愛の香りもしません。推理ものとしても、恋愛ものとしても中途半端な気がしました。

2014/06/28

☆エンジェルよじ☆

淡々と進んでいく連作短編集。2つの殺人事件を解決して、その事件をきっかけに探偵になるという展開に無理があるなーと思うけど。『復讐』が面白かった。

2011/06/03

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