ROMES06
ROMES06 / 感想・レビュー
kei302
2006年10月出版。時代がようやく五條氏に追いついてきたと、感慨深く読んだ。 顔面認識システムROMS:監視 探索 追跡 警告 防衛、そして、06 攻撃。 人間は完璧ではない。では、人工知能は? 最先端の防御システムを扱っている作品だが、描写の美しさ、登場人物の人としての矜持や生き様が丁寧に描かれ、情緒を感じ、五條作品のシリーズでは異色!? の存在。表紙、単行本のほうが格好いいです。
2021/04/15
しょこ
初めましての五條瑛さんですが、この感じ好き!また、開拓地を見つけてしまったか!?(^_^;) 空港の最新警備システムROMES。“いつだって、システムは忠実だ。問題があるのは、人間なんだ” 人間よりもROMESと愛犬ハルを信用する成嶋。彼は自分の仮定や不確かな事は口にしないから、何を考えているのかわからない。でも、頭脳明晰で、淡々としていながら案外人使いが上手だし、そこが魅力的でもあった。本作では、まだまだ人間側の問題でROMESを使いこなせてないようなので、続編ではどんな威力を発揮してくれるんだろう。続
2016/06/07
ぺんぎん
内容は面白いけど人が多すぎてあまり入り込むことが出来なかった。ドラマやってるの知らなかった。映像ならわかりやすいかも。
2012/11/26
みさどん
テロと言っても人が死なず心優しき犯人たちだったので、ゆったり読めた。主人公の良さがあまり伝わらない。どこからくる自信なのかという態度だし、周りに溶け込まず犬だけを信じるって魅力的ではないよ。おもしろいのはふりまわされる砂村さんだった。絶対的な悪が、蓋を開けるとそうでもないってことは少なくない。最大の事故までの序奏が不可能じゃないかと思うと、辻褄が合わず、おもしろさが半減してしまう。
2018/06/10
ペトロトキシン
最高の防衛システムを誇る空港を襲うテロリスト。そのテロリストの動機がかなり悲しく、テロリストを応援したくなってきます。ROMESシステムを十分に使いこなせていないような気もするのだが、これは人間側の問題であって、決してROMESが悪いのではない。作者の五條さんが女性なのに驚いた。
2017/02/24
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