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KAPPA

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作家
柴田哲孝
出版社
徳間書店
発売日
2007-04-01
ISBN
9784198623135
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KAPPA / 感想・レビュー

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ゆみねこ

牛久沼でバス釣りをしていた人物が謎の怪物に襲われ、命を落とす。犯行に及んだのはカッパなのか?追う刑事・ルポライター・川漁師。外国から持ち込んだ動物や植物を勝手に自然界に放つと手痛いしっぺ返しを食らうことになるのですね。中々面白くてテンポ良い文章なので読みやすかったです。

2015/04/24

とも

★★★☆TENGU、GEQと読みつないできた比較で言えば、小さくまとまった作品である。とはいえ、プロローグの主人公を未知の怪物目線にすることで、どのような生物であれ少なくとも存在することを明確にする。そうした前提で主文に入る時には、既に怪物の存在ありきで読み始めている。そうして紆余曲折の中、この怪物が 〇〇であることを突き止め。。。後半は、既に怪あ物の正体が明らかにされているので緊迫感はないものの、ストーリーのみならず登場人物の思いや成長が同時に綴られ、単なるミステリーから一歩突っ込んだそれなりの秀作。

2016/04/03

ミーコ

柴田さん本、2冊めですが 面白かった♪テンポも良く 手に汗握るスピード感。。。 面白い設定でした。先が気になり ほぼ一気読みです。 悪い人が出て来ないので、安心して読む事が出来ました。 柴田さん作品を、追ってみたいです。

2014/08/01

ち~

茨城県の牛久沼。釣り客が突然、沼に引きずり込まれた。助けようとした男が見たものは河童だった…。やがて、水中へと連れていかれた釣り客は無残な遺体となり発見され、河童を見た男もまた、数日後、遺体となり発見された。ルポライターと刑事がそれぞれの立場で河童の正体を突き止めていく。やがて明かされるその正体。そして、その2人に漁師、中学生の少年が加わり捕獲を開始した。腐肉を見守る4人の男の泥臭さ、青臭さ、そして奇妙な友情がムズムズするくらい良い。ラストのスリル満点の捕獲シーン。やっぱりこの作家さん、好きだなぁ。

2018/05/21

ゆう

★★★★★ 数年前に前知識なく読んだ『TENGU』が面白くて、また読みたいとずっと思ってた作家さんの2冊目。またまたUMA(?)モノ。日頃UMAに感心が高いというわけでは決してないんだけど、この作家さんの手にかかると、ハラハラドキドキ、リアリティがあって引き込まれるんだよなぁ。今回は牛久沼でバス釣り中の釣り人が河童に喰い殺された、という目撃証言から始まる。あー、あるよねぇ。昔から釣り場には大蛇だのワニだの河童だの、子供がヒソヒソ声で話すような噂。そんな高揚感を小説にしたような作品で純粋に楽しかった。

2013/09/10

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