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ゴルゴタ

ゴルゴタ

ゴルゴタ

作家
深見真
出版社
徳間書店
発売日
2007-09-01
ISBN
9784198624033
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ゴルゴタ / 感想・レビュー

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nobby

これ間違いなく和製最強ダークヒーロー誕生の序章になって欲しい!一言で表せば、妊娠中の妻を未成年5人に輪姦され惨殺されたエリート自衛官の復讐劇。まずはその残酷極まりない犯行が、少年法の壁や何らかの暗幕の存在により、少年達がほぼ刑罰を与えられず野に放たれる様に憤りを覚えるばかり…そこからひたすら拷問・成敗に偏って順に片付けていく圧倒的な展開は爽快でさえある。生々しく痛めつける描写には度々「うわぁ…」と声をもらしたけど…「犯罪者を守る者を殺す」なるほど筋が通っているからこそ、その殺戮は認められずも応援するのだ!

2018/08/05

藤月はな(灯れ松明の火)

ウェスタン・ノワール映画、『悪党に粛清を』を観た時にもう一度、この本が読みたくなって再読。愛するものを無惨に殺された上、利権を貪る権力によって加害者に恩情が与えられ、事実そのものを潰される形だけの法がある国は国民に絶望を抱かせ、いずれは内外から滅ぼされるだろう。やはり、屑共を守ろうとして警察官が死ぬのは嫌です。真田のことを英雄視する人はいるだろうが、それは一方的に自分たちを啓蒙し、願いを叶えてくれた英雄視(もしくは怪物と見なす)するだけで人間である真田自身を見ていないのではないのかなと思ってしまいます。

2015/09/08

とも

★★★★☆まさしく一気読み。嫁を殺された自衛官 特殊部隊員の復讐物語で、あらすじだけをを見るとありきたりであるが、プロット、筆致、スピード感どれをとっても秀逸。さらに、主人公の腹の座り度合いと手際には拍手喝采。

2015/03/08

鱒子

図書館本。西村寿行作品からエロを抜いたようなイメージでした。その分ストイックな印象です。理不尽に立ち向かうことにした最強の自衛官。彼のとった道は……。続きがありそうな終わり方が気になるところです。

2018/11/18

Zann

★★★☆☆最強自衛官の妻が未成年五人に犯される。お腹の子供は腹から引きずり出され、さらにその胎児に顔射。五人の未成年の処罰が『保護処分』に確定した時から自衛官真田の復讐は始まる。自衛隊・警察・武器などの詳細な説明も物語としての奥行きを与え、緻密に練られた復讐劇は見事。自分の信じる正義、大義に基づく真田の姿勢はかっこいい。タイトル『ゴルゴタ』の意味はラストに語られるが、なるほどと深く頷いた。痛々しいグロ描写あり。(74)

2018/07/07

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