晋平の矢立
晋平の矢立 / 感想・レビュー
mitei
なんとなく小説を読んでみたくなって読んでみたが時代劇みたいな印象。今で言う解体屋が江戸時代を舞台に活躍してるのは新鮮だった。
2015/03/03
紫 綺
久方ぶりの一力作品。いつもながら、お江戸の粋をみごとに表現している。今回は、建替え普請のために家屋を壊す「壊し屋」が主役の連作短編。火事の多かった江戸時代、焼け野原の掃除屋。地味だが、無くてはならない職業だ。骨董品も絡んでなかなか面白かった。一力さんの描く人物像は、人情深くて粋な人が多いので好きだ。
2011/06/05
takaya
江戸時代に壊し屋という職業があることを初めて知りました。火事で焼け残った蔵などを壊す職業とのこと。その壊し屋が関わる様々な人々が出てきますが、人間愛が根底にあって、読後感はよく、癒されます。著者の時代小説は、やっぱりいいです!
2023/03/26
宇宙猫
★★★★ 壊し屋なんて仕事があるなんて初めて知った。確かに人手だから蔵を壊すのは大変だろう。 内容は、さらっとサクサク読める感じ。でも江戸の職人はかっこ良さがでていていい。
2015/08/06
toshi
蔵の解体屋の物語。 連作短編集の形になっているけれど、最後の一篇だけ独立した話。 それまでの話と違い過ぎて、違和感が有るし統一感が無い。 設定の上手さで読ませるけれど、登場人物の行動原理が理解できないところがいくつかある。 「矢立」は一か所登場しただけで、タイトルに持って行った意味が分からない。 古道具好きが分かるというアイテムにはなっているけれど・・・。 読み終わって満足感がイマイチな作品。
2022/07/21
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